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アリババと四十人の盗賊

「アリババと四十人の盗賊」を読んだ。
小学校に上がる前に学芸会のようなものでこの劇をやった思い出がある。
しかし、タイトル通りアリババと盗賊達が登場することと、開けゴマのくだりと、それから、隠された財宝がある、といった程度の記憶しかなく、筋を覚えていなかったので、どう言う話だったかふと気になった。

この物語は、例の開けゴマ閉じろゴマの扉の開閉シーンが印象的で、あとは何か悪者はやっつけられるというような教訓があるくらいのものだろうと高を括っていたのだけれど、ところが、読み進めると、残虐な描写があって、僕の記憶の断片から想像されるものとは大分印象が違っていた。
その残虐な部分を、端折りながらいくつか書き出す。
アリババの兄カシムが宝を盗もうとしたところ、盗賊達に見つかり、身体をバラバラに切り刻まれてその肉を吊されたり、 その後アリババが兄の無残な亡骸を発見し肉片を集め持ち帰って靴屋に依頼し針と糸で縫い合わせたり、少し話は飛んで、兄カシム家の使用人(奴隷)が盗賊の子分達が身を隠している甕(カメ)に、煮えたぎった油を流し込んで彼らを皆殺しにしてしまったり、最後には、この使用人が盗賊の頭領を短刀で刺し殺してしまうなど、血で血を洗うような、と言っていいくらいの惨劇が描かれていた。

上記の3つの殺人で、甕に隠れている盗賊達を殺すのは微かに記憶にあるような気もする。
しかし、他の二つはどうも記憶が確かでない。
自分が幼い頃に見聞きしたアリババは、子供用に残虐な部分を改変したものだったのかも知れないが、単純に忘れているだけかも知れない。

アリババと四十人の盗賊 アリババと四十人の盗賊 Reviewed by 黒谷知也 on 6/22/2014 Rating: 5