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永井荷風によると明治は三つの時代に区切ることができる

孫引きで読んだのですが、永井荷風の文章によると、 明治時代は三つの時代に区切ることができるとか。

「東京の風俗は大体明治十年までを第一の時代、それから議会創設の頃までを第二の時代、日清戦争から日露戦争までを第三の時代と云うやうに区切ることができます。然しわたくしが実際に見覚えているのは第二の時代から後のことです」

永井荷風著『東京風俗ばなし』

とのこと。上記のキーワードの年号を少し書き出して整理してみます。

三つの時代「明治10年まで」「帝国議会」「日清・日露戦争」

明治時代は、1868年から1912年。
明治10年が1877年、帝国議会創設が1890年、日清戦争が1894年、日露戦争が1904年。
ちなみに荷風は1879年(明治12年)生まれです。

現代から見ると

しかし、2000年を生きる人間からすると、45年まである比較的長いこの時代も、「明治」という言葉でひとくくりに考えてしまって、その間に、どのような変化があったということはあまり考えません。45年もあれば、始めと終わりでずいぶん違いがあるはずだし、時代の「長さ」ということを考慮せずとも、江戸時代が終わり開国した時期なので大きな変遷があったはずなのですが。

さらに遡って江戸時代

さらに遡って、これは僕が歴史に疎いということもあるかも知れませんが、江戸時代のおよそ250年も、あまり分けて認識していません。せいぜい、前期、中期、後期とかそのくらいの区切り方です。

昭和はどうか

さて、僕の生まれた昭和はどうでしょう。昭和生まれの自分でさえ、戦前、戦後、戦後の自分が生まれた以後、くらいにしか分けて考えていません。今の学生たちはどうなのだろう。すでに昭和はひとくくりにされているのでしょうか。

だからどうだとか、何が言いたいというようなことではないのですが、少し気になったというか、寂しい感じがしたのでメモ。

永井荷風によると明治は三つの時代に区切ることができる 永井荷風によると明治は三つの時代に区切ることができる Reviewed by 黒谷知也 on 2/12/2015 Rating: 5